宇沢弘文を読む―社会的共通資本から現代の課題を考える
- SERIES
日本人でノーベル経済学賞に最も近づいたといわれる世界的経済学者・宇沢弘文(1928-2014)。今再びその人と思想への注目が高まっています。
氏が提唱した「社会的共通資本」をヒントに、私たちが直面するさまざまな課題を各分野の第一線の専門家とともに考えるシリーズです。皆様のご参加をお待ちしております。
会期 | 2020年9月~2021年1月 全4回 |
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日時 | 19:00 -20:30 |
会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F/東急東横線代官山駅より徒歩3分) |
定員 | 来場参加15名+オンライン参加(要予約) |
参加費 | 各回 来場参加:一般 2,000円、クラブヒルサイド会員/学生 1,500円 |
予約受付開始 | 各回イベントページにてご確認ください。 |
スケジュール
2021年 1月19日(火) 「社会的共通資本としてのアート」
北川フラム(アートディレクター)
準備中
登壇者・講演者
槇文彦(まき・ふみひこ)
1928年東京都生まれ。1952年に東京大学工学部建築学科を卒業し、アメリカのクランブルック美術学院およびハーバード大学大学院の修士課程を修了。建築設計事務所などに勤務するかたわら、ワシントン大学とハーバード大学で都市デザインの準教授も務める。1965年に帰国、株式会社槇総合計画事務所を設立。代表作に、ヒルサイドテラス、スパイラル、幕張メッセ、4ワールドトレードセンターなど。最も建築家にとって名誉あるプリツカー賞をはじめ、受賞多数。
岡部明子(おかべ・あきこ)
東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。環境学博士(2005年)。現在は、途上国の都市インフォーマル地区と日本の古民家を拠点に、実践を通して地球環境問題を再考する活動を展開している。著書に、『高密度化するメガシティ』(編著、東京大学出版会、2017)、『バルセロナ』(中公新書、2010)、『サステイナブルシティ-EUの地域・環境戦略』(学芸出版社、2003)ほか。
佐々木実(ジャーナリスト)
1966年、大阪府生まれ。91年、大阪大学経済部卒業後、日本経済新聞社に入社。東京本社経済部、名古屋支社に勤務。95年に退社し、フリーランスのジャーナリストとして活動中。著書『市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の実像』(講談社)で、第45回大宅壮一ノンフィクション賞と第12回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(講談社)で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、城山三郎賞をダブル受賞。
中村桂子(生命誌研究者)
1936年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒業、同大学院生物化学博士課程修了。
国立予防衛生研究所、三菱化成(現三菱化学)生命科学研究所、早稲田大学人間科学部教授などを経て、1993年に自ら提唱する「生命誌」の理念を実現する「JT生命誌研究館」を大阪府高槻市に設立。 2002年より同館館長、2020年より名誉館長。主な著書に『中村桂子コレクション いのち愛づる生命誌Ⅳ はぐくむ 生命誌と子どもたち』(藤原書店)、『「ふつうのおんなの子」のちから』(集英社クリエイティブ)他、多数。
北川フラム(アートディレクター)
1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートフロントギャラリー代表。クラブヒルサイド・ディレクター。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」、「子どものための版画展」、「アパルトヘイト否(ノン)!国際美術展」など。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス」「北アルプス国際芸術祭」「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターを務める。