渡邉千春：ヴィオラ

熊本市出身。東京藝術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションの奨学金を受けアントワープ王立音楽院に留学。同大学を首席で卒業。 第2回東京音楽コンクール弦楽器部門第3位。第1回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第2位。第42回マルクノイキルヘン国際コンクール ヴィオラ部門ディプロマ賞受賞。これまでに熊本、東京、在ベルギー日本大使館でリサイタルを開催した。2015年より1年間アフィニス音楽財団の海外研修生としてヨーロッパ各地で研鑽を積む。
これまでにヴァイオリンを広瀬大喜、鶴和美の各氏に、ヴィオラを市坪俊彦、平石謙二、菅沼準ニ、Leo De Neve、Tatjana Masurenkoの各氏に師事する。
現在、読売日本交響楽団ヴィオラ奏者。ソロ、室内楽で全国で活躍中。

高橋康子：ピアノ

高橋康子は、特に室内楽の分野で国際的に定評のあるピアニストである。
エリザベト音楽大学ピアノ科を首席卒業後、同大学院修士課程を修了。
ベルギー王立アントワープ音楽院に留学し、最優秀賞を得て卒業後、同大学院にてスペシャライズ･ディプロマを取得。またゲント王立音楽院にて室内楽を専攻し、最優秀賞を得て卒業した。その後2013年まで、アントワープ音楽院にて公式伴奏者を務める。
2011年にベルギー人ヴィオラ奏者サンダー・ヘールツと共に「デュオ・アギネコ」を結成し、ポルトガル、イタリア、オーストリアなどで数々の国際室内楽コンクールに参加、そのいずれもグランプリ、第1位、室内楽特別賞などを受賞し、大きな成功を収めた。
またデュオ･アギネコとしてEtcetera Records社より2枚のCDをリリースして以来、'Sonatas'がイギリスのクラシック音楽専門誌グラモフォンにより絶賛され、'A Tribute to Ysaÿe'（イザイに捧ぐ）がベルギーのクラシック音楽専門ラジオ局によりCDベスト10に選ばれるなど、どちらも大変好評を博している。
2015年よりデンマークのソリスト協会'Solistforeningen'メンバーとして登録されている彼女は、現在ヨーロッパ各地で様々なコンビネーションの室内楽奏者として演奏活動を行っている。