日々、これ食卓02
ー 畑からうまれるひと皿 ー
- SERIES
正直なものづくりに従事される生産者をゲスト講師にお迎えして、その成り立ちや過程を学び、自分で選べるようになるための智慧を修得する好評のシリーズの第2弾です。
会期 | 2014年6月7日(土)~11月15日(土)全6回 |
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会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F 東急東横線[代官山駅]下車、徒歩3分) |
参加費 | <通期受講>一般:30,000円 クラブヒルサイド会員・学生:27,000円・事前振込 |
定員 | 定員:40名(通期・個別) |
主催 | スティルウォーター |
共催 | クラブヒルサイド |
スケジュール
第1回 2014年6月7日(土) 11:00-13:00終了しました
「昆」 石田英樹(「吹田商店」、フードコーディネーター、食育アドバイザー、介護食アドバイザー)
創業110余年、東京・築地で昆布問屋を営む「吹田商店」。年々昆布の収穫量は減少しているのに供給が間に合うのは、現代人が昆布離れしているから。昆布の種類によってそれぞれに合った使い方があることを学ぶ。
<献立>
・旬の野菜の昆布〆マリネ
・昆布出汁のポタージュ
・鶏肉とアスパラガスの昆布出汁リゾット
第2回 2014年7月12日(土) 11:00-13:00終了しました
「淋」 小笠原和哉(「小笠原味淋醸造」代表)
三河湾に面した愛知・碧南市で、夫婦二人で日本一小さな味淋蔵を営む「小笠原味淋醸造」。国産米を100%使用した自家醸造で、一切火入れをしないのが特徴。食前酒として飲むこともできる味淋ができるまでを伺う。
<献立>
・カラフルトマトの味淋コンポート
・旬の魚の味淋干し
・冬瓜の擂り流しつゆの冷たい麺
第3回 2014年8月30日(土) 11:00-13:00終了しました
「塩」 小出史(「ソルト・ファーム」代表取締役)
イルカに出会える島として知られる、熊本・天草の通詞島で製塩業を営む「ソルト・ファーム」。海水を太陽と風の力だけで濃縮し、天日干し、釜炊きの2種製法により結晶化させるミネラル豊富な塩ができるまでを伺う。
<献立>
・とうもろこしとおくらのかき揚げ/トマトと西瓜のマリネ
・塩むすび
・旬の魚の潮汁
第4回 2014年9月20日(土) 11:00-13:00終了しました
「噌」 河崎紘一郎(「マルカワみそ」営業部長、河崎家長男)
福井・越前市で、農薬を一切使わず、自然栽培や有機栽培で育てられた原料のみを用いて、代々伝わる直伝の味噌づくりを行う「マルカワみそ」。味噌蔵から麹菌を自家採取し、木桶で仕込む味噌とは? その極意を伺う。
<献立>
・秋野菜のちゃんちゃん焼き風
・焼味噌むすび
・旬の具材の味噌汁
第5回 2014年10月18日(土) 11:00-13:00終了しました
「豆」 長谷川清美(「べにや長谷川商店」長女、「べにやビス」代表取締役)
北海道・紋別郡遠軽町で昭和元年に創業した「べにや長谷川商店」。創業当時は豆のほかに日用品なども扱っていたが、現在は在来種の豆の継承と普及活動に専念。豆料理を通じて見える食文化や、在来種の豆の成り立ちを学ぶ。
<献立>
・豆のクロケット
・豆粉のチャパティ
・豆のカレー
第6回 2014年11月15日(土) 11:00-14:00終了しました
結びとして、プレゼンテーションとポットラックランチ
本企画の総まとめ。前5回を通して学んだことや気づいたことを共有し、みなさんの食卓で活躍する“日々、これ”食材を伺う。後半はポットラック形式で食事を持ち寄り、懇親会を兼ねた食事会を行う。
全6回 料理人:大黒谷寿恵終了しました
石川県金沢市出身。大学卒業後、料理の世界へ。数店舗の料理長を経て、2006年kurkku cafeのディレクター兼料理長に就任。独立後は講師、ケータリング、出張シェフ、レシピ開発を精力的に行う。2009年より鎌倉で料理教室「寿家」を開業。野菜や日本の伝統食材を用いた料理を得意とする。
登壇者・講演者
第1回「昆」石田英樹(「吹田商店」、フードコーディネーター、食育アドバイザー、介護食アドバイザー)
1962年、京都生まれ。玉川大学農学部を卒業後、食品商社を経て、妻の実家である東京・築地場外市場の昆布問屋、株式会社吹田商店の昆布商人となる。昆布の知識だけではお客様に満足していただけないことに気づき、フードコーディネート、食育や介護食などを学ぶ。昆布をもっと身近に感じてもらうため、せめて家庭では身体に優しい食事をと願い、昆布セミナーや料理教室を実施し、昆布の魅力を伝える活動を行う。
第2回「淋」小笠原和哉(「小笠原味淋醸造」代表)
小笠原味醂醸造が位置する愛知県碧南市は、三河湾に面した味淋づくりに適した温暖な土地で、味淋をはじめ白醤油、日本酒、みそ、醤油など、多種多様な醸造業が盛んな地域である。同社は夫婦二人の日本一小さな味淋蔵として、丁寧な製品づくりに定評がある。国産米を100%使用し、商品は一切火入れをせずに、すべてを自家醸造し出荷している。
第3回「塩」小出史(「ソルト・ファーム」代表取締役)
熊本市生まれ、NHK熊本放送局のニュース番組キャスターを3年間経験。1989年、熊本朝日放送開局時にアナウンサーとして入社。ディレクターとしての番組制作などを経て、1998年フリーランスに。ある取材で出会った、熊本県・天草、通詞島の塩づくりを取材したことをきっかけに、天然塩に魅せられ、現在は有限会社ソルト・ファームの代表として、天然塩の美味しさや重要性を伝えている。
第4回「噌」河崎紘一郎(「マルカワみそ」営業部長、河崎家長男)
1983年11月、味噌屋の長男として生まれる。幼少期は家業が味噌屋であることをコンプレックスに思っていたが、18歳の時に父の味噌に対する想いを聞いて心が大きく動き、味噌屋を継ごうと決意。数年間、東京で大手飲食店チェーンに入社して研鑽を積んだのち、2008年に帰郷。現在はマルカワみその営業部長として、「笑顔があふれる楽しいみそづくり」をモットーに、毎日元気にみそづくりに励んでいる。
第5回「豆」長谷川清美(「べにや長谷川商店」長女、「べにやビス」代表取締役)
「べにや長谷川商店」の長女。2001年に豆類の販売会社「べにやビス」を神奈川県横浜市に設立し、北海道の地豆の普及活動や販路拡大に奔走している。横浜で豆料理教室を開催しているほか、イベントやワークショップを行うなど、全国へ活動の範囲を広げている。著書に『べにや長谷川商店の豆料理』、『べにや長谷川商店の豆料理・海外編』(共にパルコ出版)、『豆料理きほんのき』(主婦と生活社)がある。
シリーズ概要
本企画では、正直なものづくりに従事される生産者の方々をゲスト講師にお迎えして、その成り立ちや過程を学び、自分で選べるようになるための智慧を修得します。シリーズ2年目となる今回は、毎日の食卓で大切にしたい基本の調味料や食材から昆布、味淋、塩、味噌、豆を取り上げ、各回でフォーカスする食材を用いた一汁一菜をご堪能いただきます。また、結びとなる最終回には、参加者のみなさんの食卓で活躍する“日々、これ食材”を伺い、その食材を生かした料理を持ち寄るポットラック形式の食事会を開催します。
日々の食卓がより豊かになりますよう、美味しいものを食べた時の喜びをみなさんと分かち合い、「食べること」について愉しみながら考えるプログラムです。