北川一成の“超デザイン塾”-足りなくて必要なもの
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従来の枠組みを超え、独自なデザイン世界を展開する北川一成さんが、デザイン、建築、ビジネス、地域づくり、ものづくり、食、宗教等、様々なジャンルの第一人者をゲストにお迎えし、今の日本に「足りなくて必要なこと」を探求するスクールです。デザイン関係者のみならず、企業人、行政人、学生など、多様な分野の人々の新しい気づきの場を創出することを目指します。
時間 | 10:00-12:00 ※第6回のみ 12:00-15:00 |
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会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F) |
定員 | 通期:30名 各回:5名(クラブヒルサイド会員のみ) |
申込締切 | 2013年5月17日(金) 17:00 申込終了しました |
受講料 | 通期 一般:65,000円 クラブヒルサイド会員/学生:45,000円 |
申込方法 | 1) 下記の1~8を明記したものを、クラブヒルサイドまでメールまたは郵送等でご送付ください。 申込書ダウンロード 2) 参加いただけるか否かを、後日メール、電話、またはFAXでお伝えします。受講料のお支払い方法はその際にお伝えします。 |
主催 | クラブヒルサイド事務局 |
協力 | GRAPH |
スケジュール
第1回 5月25日(土)終了しました
北川一成によるガイダンス
第2回 6月1日(土)終了しました
ビジネス「経営とデザイン」
ゲスト:向井眞一(内田洋行 相談役)
第3回 7月6日(土)終了しました
脳・身体「“バカの壁”を越えて――身体性を取り戻す」
ゲスト:養老孟司(東京大学名誉教授)
第4回 9月7日(土)終了しました
デザイン「“LIFE ポスター” ――生きることを探る」
ゲスト:永井一正(グラフィックデザイナー)
第5回 11月16日(土)終了しました
地域「アートは地域資源を発掘する」
ゲスト:北川フラム(アートディレクター)
第6回 12月7日(土)終了しました
食「日本の酒と食の文化」 ※菊乃井のお食事付
ゲスト:増田德兵衞(月の桂蔵元14代目当主)
村田吉弘(菊乃井3代目主人/一般社団法人 全日本・食学会 料理人団長)
第7回 2014年1月18日(土)終了しました
建築「いま、建築にできること」
ゲスト:伊東豊雄(建築家)
第8回 2014年4月5日(土)終了しました
ものづくり「手仕事とはなにか」
ゲスト:挾土秀平(職人社秀平組代表/左官職人)
第9回 2014年3月1日(土)終了しました
宗教「禅の心を伝える」
ゲスト:松山大耕(妙心寺退蔵院副住職)
プロフィール
北川一成
1965年兵庫県加西市生まれ。87年筑波大学卒業。01年、書籍『NEW BLOOD』(六曜社)で建築・美術・デザイン・ファッションの今日を動かす20人の1人として紹介。同年国際グラフィック連盟(世界約250名のトップデザイナーによって構成される世界最高峰のデザイン組織)の会員に選出。04年、フランス国立図書館に、“近年の印刷とデザインの優れた本”として多数の作品が永久保存される。05年、ケープタウンで開催された世界デザイン会議「DESIGN INDABA8」にてスペシャルスピーカーとして招かれる。08年、現代アーティストとして世界三大芸術祭「FRIEZE ART FAIR」に出品。デザインの国際コンペであるNY ADCや、D&AD Awards の審査員を務めるなど、国内外で高い評価を受ける。TDC賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞など受賞多数。11年秋、パリのポンピドーセンターで開催される現代日本のグラフィックデザイン展の作家 15人の1人として選抜される。フジテレビのデザイン情報番組「ニューデザインパラダイス」、NHKの経済情報番組『ビジネス新伝説 ルソンの壷』に出演。著作に『変わる価値』(発行:ワークスコーポレーション)、関連書籍に『ブランドは根性』(発行:日経 BP 社)がある。
向井眞一
1947年生まれ。明治大学経営学部卒業後、内田洋行入社。開発事業部長、管理本部長、常務、専務を経て、1998年代表取締役社長に就任。2008年代表取締役会長、2009年取締役会長、2010年名誉会長、2012年相談役、現在に至る。
学校法人明治大学 理事
社団法人日本工業倶楽部 理事
公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会 理事
一般社団法人日本経済団体連合会 審議員
公益社団法人経済同友会 会員
学校法人芝浦工業大学 評議員
養老孟司
1937年(昭和12年) 神奈川県鎌倉市に生まれる
1962年(昭和37年) 東京大学医学部卒業。一年のインターンを経て、解剖学教室に入る。以後解剖学を専攻
1967年(昭和42年) 医学博士号取得
1981年(昭和56年) 東京大学医学部教授に就任 東京大学総合資料館長、東京大学出版会理事長を兼任
1995年(平成7年) 東京大学を退官
1996年(平成8年) 北里大学教授に就任(大学院医療人間科学)
1998年(平成10年) 東京大学名誉教授
2003年(平成15年) 北里大学を退職
1989年(平成元年) 『からだの見方』(ちくま書店)でサントリー学芸賞を受賞
2003年(平成15年) 『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞を受賞
2006年(平成18年) 京都国際マンガミュージアム 館長就任
永井一正
1929年大阪に生まれる。1951年、東京藝術大学彫刻科中退。1960年日本デザインセンター創立に参加。現在最高顧問。1965年ADC(東京アートディレクターズクラブ)会員、1966年AGI(国際グラフィック連盟)会員となる。現在、JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)特別顧問。札幌冬期オリンピックをはじめ、沖縄海洋博、茨城県、新潟県、東京電力、アサヒビール、スルガ銀行、JA(全国農業共同組合)、つくばエクスプレス、三菱東京UFJフィナンシャル・グループ等、多くのシンボルマークを制作する。ポスターは企業広告、演奏会、展覧会など幅広く手掛け、国内外の受賞暦多数。1980年代後半より、独自の創作活動として、動植物をモチーフとした「LIFE」シリーズを展開。本シリーズは、2003年より銅版画へと発展する。主な受賞暦は、日宣美会員賞、朝日広告賞グランプリ、亀倉雄策賞、勝見勝賞、日本宣伝賞山名賞、毎日デザイン賞、東京ADCグランプリ、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、毎日芸術賞、通商産業大臣デザイン功労者表彰、勲四等旭日小綬章受章など。国際ポスター展では、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞他、ブルノ、モスクワ、ヘルシンキ、ザグレブ、ウクライナ、ホンコンにてグランプリを受賞。ポスターの主なコレクションとして、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、富山県立近代美術館、群馬県立館林美術館、栃木県立美術館、姫路市美術館、ニューヨーク近代美術館、ディ・ノイエ・ザムルング、ワルシャワ国立美術館分館ヴィラヌフ・ポスター美術館等。著書に『gggBooks-6永井一正』(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)、『つくることば、いきることば』(六耀社)、『永井一正ポスター美術館』(六耀社)等がある。
北川フラム
1946年新潟県生まれ。1974年東京藝術大学卒業。アートディレクター。主なプロデュースとして、「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」、「ファーレ立川アートプロジェクト」等。地域づくりの実践として、2000年にスタートした「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」(2009年度オーライ!ニッポン大賞グランプリ〔内閣総理大臣賞〕他受賞)、「水都大阪」(2009)、「にいがた水と土の芸術祭2009」「瀬戸内国際芸術祭2010」等。2006年度芸術選奨文部科学大臣賞。2007年度国際交流奨励賞・文化芸術交流賞受賞。アートフロントギャラリー主宰、地中美術館総合ディレクター、女子美術大学教授等。主な編著作に、『悲喜劇・ 1930年代の建築と文化』(同時代建築研究会)、『ガウディを <読む>』(現代企画室)、『希望の美術・協働の夢 北川フラムの 40年』『大地の芸術祭』(ともに角川学芸出版)などがある。
増田德兵衞
生年月日 1955年(昭和30)4月29日
会社名・役職名 株式会社増田德兵衞商店 代表取締役社長
1978年(昭和53)3月 京都産業大学経済学部卒業
1983年 株式会社増田德兵衞商店 常務取締役
1991年 14代目 株式会社増田徳兵衞商店 代表取締役社長
主な役職
1991年 近畿清酒青年協議会 会長
1995年 京都伝統産業青年会 会長
1999年 日本酒造青年協議会 会長
2000年 日本酒造組合中央会 需要開発副委員長
2000年 京都商工会議所青年部 副会長
2008年 日本酒造組合中央会 理事・海外戦略委員長
2010年 伏見酒造組合 理事長
村田吉弘
京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」の長男として生まれる。立命館大学在学中、フランス料理修行のため渡仏。大学卒業後、名古屋の料亭「加茂免」で修行を積む。1976年実家に戻り、「菊乃井木屋町店」を開店。1993年株式会社菊の井代表取締役に就任。自身のライフワークとして、「日本料理を正しく世界に発信する」「公利のために料理を作る」。また「機内食」(シンガポールエアライン)や「食育活動」(医療機関や学校訪問・講師活動)を通じて、「食の弱者」という問題を提起し解決策を図る活動も行っています。現在NPO法人日本料理アカデミー理事長、一般社団法人 全日本・食学会 料理人団長。
伊東豊雄
1941年生まれ。建築家。65年東京大学工学部建築学科卒業。65年~69年菊竹清訓建築設計事務所勤務。71年アーバンロボット設立。79年伊東豊雄建築設計事務所に改称。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「TOD’S表参道ビル」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム」、「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」など。
日本建築学会賞作品賞、ヴェネチィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、高松宮殿下記念世界文化賞、プリツカー建築賞など受賞。
東日本大震災後、被災各地の復興活動に精力的に取り組んでおり、仮設住宅における住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、これまでに6軒完成、現在も数件の計画が進んでいる。 2011年に私塾「伊東建築塾」を設立。建築と社会のつながりを深める活動を行っている。
挾土秀平
左官技能士。職人社 秀平組代表。1962年、岐阜県高山市生まれ、現在も在住。2001年独立。高山にて「職人社 秀平組」を率いる。一般建築物から日本伝統家屋、飲食店やショップの壁、オブジェなど、
土にこだわる壁作りを目指し、都心を中心に、日本全国はもとより、海外でも活躍の場を広げている。また左官業だけに止まらず、土や木、藁などといった、自然に帰るものだけを使ったアート作品や、土を原料にした化粧品でのメイクなど、左官業から広く発展した作品も発表している。
松山大耕
1978年京都市生まれ。2003年東京大学大学院農学生命科学研究科修了。農学修士。埼玉県新座市にある平林寺にて3年半の修行生活を送った後、中山道を600キロ徒歩で托鉢をしながら京都へ戻る。2006年より退蔵院副住職に就任すると同時に、外国人に禅体験を紹介するツアーを企画するなど、新しい試みに取り組む。2008年には退蔵院にてG8サミットシェルパ会議のエクスカーションを受け入れ、外国人記者クラブや各国大使館で多数講演を行うなど、日本文化の発信・交流が高く評価され、2009年5月、政府観光庁Yokoso! Japan大使(現・Visit Japan 大使)に任命される。また、2011年より京都市「京都観光おもてなし大使」に任命される。
シリーズ概要
北川一成