小野綾香　Ayaka Ono（メゾソプラノ）

東京藝術大学を経て同大学大学院音楽研究科修士課程、博士後期課程を修了。2017年に博士号を取得。在学時に三菱地所賞受賞。長野羊奈子賞、毛利準賞、武藤舞基金、宗次エンジェル基金奨学生。第25回奏楽堂日本歌曲コンクール第二位。第87回日本音楽コンクール声楽部門（歌曲）第三位。併せて木下賞受賞。
2018年ロシア歌曲を集めたデビューリサイタルを東京文化会館小ホールにて開催。（文化庁／日本演奏連盟主催）2019年「フレッシュ・アーティスツ横須賀」で梅津時比古氏による推薦のもと日本歌曲のリサイタルを開催。これまでにバッハ『ヨハネ受難曲』ヘンデル『メサイア』ベートーヴェン『第九』、モーツァルト『フィガロの結婚』等多くの宗教曲ソリストを務め、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、藝大フィルハーモニア管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団らと共演。
透明感のある歌声を評され、新作歌曲や現代オペラの本邦初演舞台に出演するなど意欲的に活動の幅を広げている。イリーナ・ロミシェフスカヤ、小泉惠子、永井和子、の各氏に師事。現在、東京藝術大学声楽科非常勤講師。東京二期会、日本演奏連盟会員。

坂本里沙子 Risako Sakamoto（ピアノ）

5歳よりピアノを始める。2012年桐朋女子高校音楽科卒業、同年９月ロシア国立モスクワ音楽院入学。2014年スクリャービン国際コンクール(パリ)第2位。若いピアニストのためのリガ国際コンクール(ラトビア)第1位、併せてショパンコンチェルト賞、スイスマスタークラス賞、ソロリサイタル賞を併せて受賞。2016年サフシンスキー国際コンクール（ロシア)第２位ほか、国内外のコンクールで受賞多数。2019年ロシア国立モスクワ音楽院卒業。ロシア国家演奏家資格を取得し帰国。2020年8月モスクワ音楽院での留学生活を綴った著書「私の音楽留学」が群像社より発売。これまでにピアノを飯塚明子、犬飼和子ヤンコフスキー、朴久玲、セルゲイ・クドリャコフ、室内楽をコンスタンチン・マスリューク、伴奏法をスヴェトラーナ・バンダレンコの各氏に師事。デンマーク、ロシア、 ドイツ、スイス、オーストリアなど国内外のコンサートに多数出演。現在、早稲田大学文学部4年次在籍中。演奏活動の傍ら、後進の指導にも力を注いでいる。