ストリートはコミュニティの核となりうるか ―「アナザーユートピア」を求めて
- SERIES
かつて道は、「交通」のためだけではなく、「アクティビティ」の場としてもありました。今、表現の場、交流の場、人々の生活を豊かにする場としての「道=ストリート」の可能性に注目が集まり、世界各地で〝車中心”から〝人中心” の「ウォーカブルシティ」に向けた取り組みが行われています。昨秋の猿楽祭シンポジウムの好評を受けて、「理想のストリート」の実現を目指したセミナーシリーズを開催します。
日時 | 会期:2024年4月~10月 全4回 |
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会場 | 第1・3・4回 第2回 |
参加費 | 一般2000円/クラブヒルサイド会員・学生1500円/オンライン参加1000円 |
主催 | クラブヒルサイド https://hillsideterrace.com/club/ |
協力 | 代官山ステキなまちづくり協議会 |
予約・問合せ | クラブヒルサイド事務局 |
スケジュール
第1回「都市をあそぶ ― ストリートは誰のものか?」 2024年4月26日(金)19:00-
千葉学(建築家、サイクリスト、東京大学大学院教授)× 森田貴宏(プロスケーター、映像監督)
サイクリストの建築家と世界のストリートを疾走してきたスケートボーダーの刺激的な対談。
第2回 「ウォーカブルシティへの道 ――デンマークの実践」 2024年6月5日(水)19:00-
ピーター・タクソーイェンセン(駐日デンマーク大使)
コペンハーゲンもかつては車中心の街だった!東京にも希望はあるか?
第3回 「渋谷区はウォーカブルシティにどう取り組んでいるか」 2024年9月10日(火)19:00-
長谷部健(渋谷区長)× 東浦亮典(東急株式会社常務執行役員)
渋谷区での取り組みのいまを、陣頭に立つ区長と再開発の仕掛け人が語り合う。
第4回 「旧山手通りを理想のストリートに」 2024年10月11日(金)19:00-
泉山塁威(ソトノバ共同代表)他
ウォーカブルシティ研究の第一人者と共に、旧山手通りの可能性を探る
ゲスト
千葉学(建築家、サイクリスト、東京大学大学院教授)
1960年東京生まれ。千葉学建築計画事務所代表。東京大学大学院工学系研究科教授。「バイシクル・アーバニズム」を提唱するなど「建築・まちづくりと自転車」という視点での発信も行う。主な受賞に吉岡賞、日本建築学会賞、村野藤吾賞。
森田貴宏(プロスケーター、映像監督)
東京都杉並区生まれ。プロスケーター。極東から独自の撮影方法でスケートボードの映像を世界に向け発表し続けるビデオプロダクション「FESN」代表。自らのライディングスタイル「クルージングスケート」の専門店「FESN laboratory」を中野にオープン。
ピーター・タクソ-イェンセン(駐日デンマーク王国大使)
デンマーク法務省、外務省、欧州連合デンマーク政府代表部、国連本部法務局を経て、駐米デンマーク王国大使、駐インドデンマーク王国大使を歴任。2019年より駐日デンマーク王国大使。ダンネブロ騎士勲章2等級受章。
長谷部健(渋谷区長)
1972年渋谷区神宮前生まれ。
株式会社博報堂退社後、ゴミ問題に関するNPO法人green birdを設立。原宿・表参道から始まり全国60ヶ所以上でゴミのポイ捨てに関するプロモーション活動を実施。
2003年に渋谷区議会議員に初当選、3期12年務める。
2015年、渋谷区長選挙に無所属で立候補し、当選。現在3期目。
東浦亮典(東急株式会社常務執行役員)
1985年、東京急行電鉄株式会社(現 東急株式会社)入社。主に都市開発部門の新規開発事業を担当。現在はエンターテインメント、ウェルネス、イノベーション分野を担当。
著書に『私鉄3.0』『東急百年』。
泉山塁威(ソトノバ共同代表理事)
1984年、北海道札幌市生まれ。日本大学理工学部建築学科准教授。一般社団法人ソトノバ共同代表理事。都市経営,エリアマネジメント,パブリックスペース,タクティカル・アーバニズムやプレイスメイキング,ウォーカブルシティなどの研究・実践・メディア運営に関わる。