人は本を読んで未知の世界を知る。少女が大人になる過程で読んでほしい古典的名作を、多彩なゲストと共に読んでいく人気シリーズのPART３。第3回は文芸評論家、斎藤美奈子さんをお迎えします。

本を通して、私たちが生きる世界の万象にさまざまな角度から光を当て、解き明かす。斎藤さんの書評やエッセイを読むことは、まさに「目からうろこがはらはらと落ちるような」体験です。そんな斎藤さんが今回、読書会のために選んでくださったのは『女工哀史』（1925年刊）の著者、細井和喜蔵による小説『奴隷』と『工場』の2冊。紡績工場で働く女性労働者たちの生活を克明に記録し、ベストセラーとなったルポルタージュ『女工哀史』。その出版の翌年、28歳の若さで病死し、自らも生涯工場労働者だった細井の自伝的小説は、過酷な労働、職場でのハラスメント、ジェンダー、格差など現代にも通ずる様々な問題をリアリティをもって描きだしています。時代を超えて蘇る幻の青春小説を斎藤さんに語っていただきます。
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【来場参加のみなさまへ】
・体調に不安がある場合は、ご参加をお控えください。
・マスクの着用は、政府方針に合わせ 2023年3月13日(月)より「ご自身の判断」とさせていただきます。
・入口に消毒用のアルコールをご用意しておりますので来室の際にご利用ください。
・ドリンクの提供は中止しております。必要な場合は蓋つきのお飲み物をご持参ください。