名建築に暮らす
家づくり・住まい探しのヒント
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著名な建築家が設計した住宅、歴史・文化的価値の高い建築、それら名建築の実際の居住者と建築家をお招きし、居住者の生の「暮らし」について伺います。
スケジュール
設計者プロフィール
第1回 坂本一成 (「代田の町家」設計者)
1943年東京生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業、同大学院進学(篠原一男研究室)。東京工業大学名誉教授。長年にわたり大学に所属しながら、研究・教育活動と並行して設計活動を展開。現在は建築設計事務所アトリエ・アンド・アイを主宰し、国内外で精力的に活動する。日本建築学会賞作品賞(House F、1988)、村野藤吾賞(コモンシティ星田、1992)、日本建築学会賞著作賞(『建築に内在する言葉』(2011)受賞。
第2回 アントニン・レーモンド (「富士見の家」設計者)
チェコ出身の建築家で、1919 年(大正8 年)旧帝国ホテルの設計・監理のため、フランク・ロイド・ライトとともに来日。その後、日本にとどまり、モダニズム建築の作品を多く残す。前川國男、吉村順三ら、我が国の代表的な建築家を育てたことを含め、日本の建築史に大きな足跡を遺している。主な作品に、イタリア大使館別荘(日光市)、聖ポール教会(軽井沢町)、東京女子大学礼拝堂(杉並区)など。
第3回 前川 國男(「新・前川國男自邸」設計者)
1905年新潟市生まれ。1986年逝去。28年東京帝国大学工学部建築学科卒業後、パリのル・コルビュジエのアトリエに日本人として初めて学ぶ。30年に帰国後、アントニン・レーモンドの建築設計事務所に勤務。
35年、前川國男建築設計事務所を設立。代表作に、東京文化会館、京都会館、東京都美術館、熊本県立美術館、東京海上ビルディング、紀伊国屋ビルディングなど。主な受賞に、日本建築学会大賞、朝日賞、毎日芸術賞、オーギュスト・ペレー賞など。日本建築家協会会長、UIA副会長などを歴任。
第4回 吉村 順三(「湘南茅ヶ崎の家」設計者)
1908年東京都生まれ。31年東京都美術学校(現・東京藝術大学美術学部)建築科卒業。31年レーモンド建築設計事務所入所。41年吉村設計事務所設立。45年東京美術学校助教授。62年東京藝術大学建築科教授。後に名誉教授。97年逝去。主な作品=「NCRビル」(62)、「軽井沢の山荘」(62)、「奈良国立博物館」(74)など。