ヒルサイドテラスの“住人”たち Part3
第6回「心臓からのメッセージ」 須磨久善(心臓外科医)
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出演 | 須磨久善(心臓外科医) |
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日時 | 2013年1月23日(水) 19:30-21:00 |
会場 | ヒルサイドバンケット |
定員 | 70名 |
会費 | 一般2,500円 クラブヒルサイド会員/学生1,500円(ドリンク付) |
予約・問合せ | ヒルサイドインフォメーション TEL: 03-5489-3705 FAX: 03-5489-1269 E-MAIL : mail info@hillsideterrace.com |
出演者
須磨久善
1950年兵庫県生まれ。世界初の胃大網動脈を用いた冠動脈バイパス手術、日本初のバチスタ手術を成功させ、「神の手をもつ男」と世界から賞賛されている。これまでに行った心臓手術は5,000件以上。心臓外科医としてだけではなく、教育の一環として小・中・高校生を病院に招き、実際の手術を見学させる「病院見学会」を実施し、「プロジェクトX」、「課外授業 ようこそ先輩」などのテレビ出演やドラマ「医龍」、映画「チームバチスタの栄光」の医療監修など、多方面で活躍している。2010年には、海堂尊の原作をもとに須磨の功績を描いた特別ドラマ「外科医 須磨久善」が放映され、同年、日本心臓病学会栄誉賞受賞。現在はヒルサイドウエストでオフィス「SUMA SQUARE」を開き、代官山T-SITE GARDENで「SUMA HEART CLINIC」院長を務める。
関連シリーズ
ヒルサイドテラスの“住人”たちPart3 2012年~
ヒルサイドテラスを拠点に活躍する“住人”にその仕事と人生を語っていただく大好評のセミナーシリーズ。1年ぶりの本シリーズでは、映画、広告、音楽、美容、写真など、多様な分野の第一線で活躍する新しい“住人”の方々にスポットを当てます。
- 第1回 「映画プロデューサーという仕事」阿部秀司(映画プロデューサー)終了しました
- 第2回 「代官山をより面白くするアイデアを考える」 伊藤直樹(クリエイティブディレクター/PARTY)終了しました
- 第3回 「僕はこうして音楽家になった」渋谷慶一郎(音楽家/作曲家)終了しました
- 第4回 「嶋田ちあきの創る美の世界」嶋田ちあき(ヘアメイクアップ・アーティスト)終了しました
- 第5回 「風景を記述する試み」新津保建秀(写真家)終了しました
- 第6回 「心臓からのメッセージ」須磨久善(心臓外科医)終了しました
- 第7回 「キギのこれまでとこれから」 原亮輔+渡邉良重/キギ(アートディレクター)終了しました
ヒルサイドテラスの“住人”たち Part3 レポート 第6回 「心臓からのメッセージ」 須磨久善
これまで世界初、日本初となる数々の難しい手術に成功され「神の手」を持つ男と呼ばれる心臓外科医の須磨久善さん。2年前、ヒルサイドテラスにオフィス、T-SITEにクリニックを開かれたご縁で、クラブヒルサイド住人セミナーに登場していただきました。
まずは心臓の働きや病気について、実際の貴重な映像を交えわかりやすく説明してくださいます。普段知る機会の少ない心臓を身近に感じることができ、また心臓専門ドックの受診の大切さを強く感じました。心臓外科の歩みのお話では、不可能といわれたことが次々と可能になり、治療法はよりクオリティの高いものへとなっていく、その過程に驚かされます。それはひとつ成功すると次のテーマに取り組むということの繰り返しと、新しい技術への果敢な挑戦があってこそ。まさにそれを成し遂げている医師の一人が須磨さんなのです。
世界中を飛び回り、海外からの公開手術や講演の依頼も多い須磨さん。その中での出会いが新しい技術や取り組みにつながっていくのです。多くの外科医や研究者との出会いによって、手術の成功率が格段にあがり、より負担の少ないものになっていきます。また海外で感銘を受けた病院をモデルにオープンされた「葉山ハートセンター」は環境・技術・レベルの高さが揃っており、より良い環境で治療を受けることができるといいます。
須磨さんがもうひとつ力を入れて取り組んでいることが、子どもたちの病院見学。大人が現場で本物を見せることが、子どもたちに人生の原点を見つけるチャンスを与えることだといいます。実際に病院見学に参加した子どもたちから、医療の道に進んだという知らせも多くあるそう。「原点があること、自分の原点をいつも見直して発見していくことはとても大事なこと」という力強いメッセージに会場は感動に包まれました。
常識にとらわれずに果敢に挑戦し続ける須磨さんの姿に、たくさんの勇気をもらうことのできた住人セミナーでした。