ヒルサイドテラスの“住人”たち Part3
第7回「キギのこれまでとこれから」 植原亮輔+渡邉良重/キギ(アートディレクター)
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出演 | 植原亮輔+渡邉良重/キギ(アートディレクター) |
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日時 | 2013年2月13日(水) 19:30-21:00 |
会場 | ヒルサイドフォーラム |
定員 | 70名 |
会費 | 一般2,500円 クラブヒルサイド会員/学生1,500円(ドリンク付) |
予約・問合せ | ヒルサイドインフォメーション TEL: 03-5489-3705 FAX: 03-5489-1269 E-MAIL : mail info@hillsideterrace.com |
関連展示 | 続・キギ展 集合と拡散 TKIGI Exhibition - Implosion and Explosion - |
日時 | 2013年2月8日(金)-2013年2月24日(日) 11:00-19:00 会期中無休 |
場所 | ヒルサイドフォーラム |
入場料 | 無料 |
詳細 | http://hillsideterrace.com/art/130208.html |
出演者
キギ 植原亮輔/渡邉良重
企業やファッションブランド、セレクトショップ等のブランディング及びアートディレクション、D-BROSをはじめとするプロダクトデザインを手掛ける。D-BROSのビニール製フラワーベース「hope forever blossoming」は、二人の代表作の1つ。主要美術館のミュージアムショップをはじめ世界中で販売され、2003年の発売以降毎年新シリーズの発表を続ける。植原はTHEATRE PRODUCTSの仕事で第十一回亀倉雄策賞を、渡邉は絵本『BROOCH』(文・内田也哉子)がNY ADCやONE SHOWでGOLDを受賞。国際的に主要なデザインアワードを多数受賞し、それぞれの作品が国内外で高い評価を受ける。近作に、文化施設「クレマチスの丘」10周年記念、SANYO「2012 WINTER COAT CAMPAIGN BY SANYO」、那須「森をひらくこと、T.O.D.A.」、通年でグラフィックのアートディレクションに携わる「PASS THE BATON」の新商品デザイン、ラッピングとD.I.Yをテーマにしたショップ「WRAPPLE」など。2012年5月に「キギ」展(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)を開催し、作品集『キギ・KIGI』(リトルモア)を出版。ヴァンジ彫刻庭園美術館10周年記念展「庭をめぐれば」に作品「時間の標本」を出展。2012年10月、渡邉の新作絵本『ジャーニー』(リトルモア)が刊行。http://ki-gi.com
関連シリーズ
ヒルサイドテラスの“住人”たちPart3 2012年~
ヒルサイドテラスを拠点に活躍する“住人”にその仕事と人生を語っていただく大好評のセミナーシリーズ。1年ぶりの本シリーズでは、映画、広告、音楽、美容、写真など、多様な分野の第一線で活躍する新しい“住人”の方々にスポットを当てます。
- 第1回 「映画プロデューサーという仕事」阿部秀司(映画プロデューサー)終了しました
- 第2回 「代官山をより面白くするアイデアを考える」 伊藤直樹(クリエイティブディレクター/PARTY)終了しました
- 第3回 「僕はこうして音楽家になった」渋谷慶一郎(音楽家/作曲家)終了しました
- 第4回 「嶋田ちあきの創る美の世界」嶋田ちあき(ヘアメイクアップ・アーティスト)終了しました
- 第5回 「風景を記述する試み」新津保建秀(写真家)終了しました
- 第6回 「心臓からのメッセージ」須磨久善(心臓外科医)終了しました
- 第7回 「キギのこれまでとこれから」 原亮輔+渡邉良重/キギ(アートディレクター)終了しました
ヒルサイドテラスの“住人”たち Part3 レポート 第7回 「キギのこれまでとこれから」 キギ(植原亮輔+渡邉良重)
木はクリエイティブの象徴。その木を林に、そして永遠に続く森にしていきたい。そんな思いを込めて新会社「キギ」を立ち上げたグラフィックデザイナーの渡邉良重さんと植原亮輔さん。今回の住人セミナーは同時開催された展示「続キギ展 集合と拡散」の会場で、キギの世界観に囲まれ開催されました。
そもそもお二人は同じデザイン会社の先輩と後輩。植原さんにとって渡邉さんは憧れのデザイナーであり、良き相談相手だったそう。あるプロジェクトで渡邉さんがパートナーを探していた時に植原さんが立候補、それをきっかけにお二人で仕事をする機会が多くなったとのこと。渡邉さんは植原さんに対して「本当にデザインが好きなところが良かった」といい、植原さんにとって渡邉さんは「鏡になってくれる存在」だといいます。
代表作のビニール製フラワーベースの誕生秘話や、「PASS THE BATON」でのお仕事、新しい仕組みで考えだしたというプロダクト「ホテルバタフライシリーズ」。小さなきっかけやひとつのアイディアが様々な形に発展していくその様子は、まさに木が林になり森へと広がっていく姿に重なりました。
クラインアントからの仕事と、自分たちで作りたいものを考える仕事。「どちらも違う難しさがあって、違う楽しさもある。その難しさと楽しさを両方経験させてもらって今のキギがある」といいます。
お二人の幼い頃の写真、絵日記や文集などもスライドで紹介してくださり、子供時代の思い出話、デザインに目覚めたきっかけなどの貴重なお話しも飛び出しました。
最後に「本当につくることが好きで、全ての時間をつくることに使いたい。少しでもたくさんの作品がつくりたい」と渡邉さん、「色々な方向に対応できるように、色々な状況をつくっていきたい」と植原さん。これからおふたりの世界が、ますます大きな森となり、私達にどのような景色をみせてくれるのか、とても楽しみになりました。