北川フラムの対話シリーズ 知をひらく人たち
第6回「岡本太郎」 ゲスト:椹木野衣(美術評論家)
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この国の文化の諸ジャンルを切り拓いた“巨人”たちは、あふれるような好奇心に導かれた該博な知と深い歴史意識を礎に、専門性を越え、いかに人々(他者)に向けて自らの仕事をひらこうとしたのか――。
ゲスト | 椹木野衣(美術評論家) |
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日時 | 2018年2月23日(金)19:00-20:30 |
会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F/東急東横線代官山駅より徒歩3分) |
定員 | 50名(要予約) |
会費 | 一般2,000円 クラブヒルサイド会員/学生1,000円 |
参考図書 | 『今日の芸術』(光文社文庫) |
主催・問合せ | クラブヒルサイド事務局 TEL: 03-5489-1267 (11:00-21:00 月曜休) FAX: 03-5489-1269 E-MAIL : info@clubhillside.jp |
共催 | 現代企画室 |
登壇者
椹木野衣(美術評論家)
1962年埼玉県秩父市生まれ。美術批評家。主な著作に『増補シミュレーショニズム』(ちくま学芸文庫)、『日本・現代・美術』(新潮社)、『反アート入門』(幻冬舎)、『後美術論』(美術出版社、第25回吉田秀和賞)ほか。岡本太郎関連に単著『太郎と爆発』、作品集『爆発大全』(監修、いずれも河出書房新社)、著作集『岡本太郎の宇宙』(共編、全5巻+別巻、ちくま学芸文庫)がある。最新刊『震美術論』(美術出版社)。多摩美術大学教授。芸術人類学研究所所員。
北川フラム(きたがわ・ふらむ) プロフィール
1946年新潟県高田市(現・上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。アートアートフロントギャラリー主宰。主なプロデュースとして「アントニオ・ガウディ展」、「子どものための版画展」、「アパルトヘイト否(ノン)!国際美術展」など。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」「北アルプス国際芸術祭」「奥能登国際芸術祭」の総合ディレクターを務める。
イベント概要
この国の文化の諸ジャンルを切り拓いた“巨人”たちは、あふれるような好奇心に導かれた該博な知と深い歴史意識を礎に、専門性を越え、いかに人々(他者)に向けて自らの仕事をひらこうとしたのか――。その仕事と生き方を通して未来への針路を探るシリーズの第6回は、アーティスト、岡本太郎(1911-1996)を取り上げます。
「芸術は爆発だ」であまりにも有名な岡本太郎は、斬新な画風、発言とそのキャラクターで大衆を魅了しました。しかし、その芸術と思想の真の革新性は、死後ようやく理解され始めたと言えるでしょう。1930年代、シュルレアリスムや抽象美術運動が盛んなパリで20代の10年を過ごし、帰国後、従軍経験を経て、前衛芸術家として積極的に制作活動を展開した太郎は、1970年の大阪万博で「太陽の塔」をつくりあげます。その「太陽の塔」が半世紀近くを経て、2018年3月、再生され、一般公開されることになりました。果たして、あの塔は何だったのか、現在どういう働きをし、今後どうなっていくのか―。美術評論家・椹木野衣さんをお招きし、お話しいただくとともに、太郎の大阪万博への関わり方(太郎は万博テーマ展示のプロデューサー)、「祭り(芸術祭)」の現代における意味など様々なテーマをめぐり、北川フラムと語り合っていただきます。
「芸術は爆発だ」であまりにも有名な岡本太郎は、斬新な画風、発言とそのキャラクターで大衆を魅了しました。しかし、その芸術と思想の真の革新性は、死後ようやく理解され始めたと言えるでしょう。1930年代、シュルレアリスムや抽象美術運動が盛んなパリで20代の10年を過ごし、帰国後、従軍経験を経て、前衛芸術家として積極的に制作活動を展開した太郎は、1970年の大阪万博で「太陽の塔」をつくりあげます。その「太陽の塔」が半世紀近くを経て、2018年3月、再生され、一般公開されることになりました。果たして、あの塔は何だったのか、現在どういう働きをし、今後どうなっていくのか―。美術評論家・椹木野衣さんをお招きし、お話しいただくとともに、太郎の大阪万博への関わり方(太郎は万博テーマ展示のプロデューサー)、「祭り(芸術祭)」の現代における意味など様々なテーマをめぐり、北川フラムと語り合っていただきます。
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