キューバ学校 第1期
第3回「革命の中の表現ー音楽表現と『革命』」
- SEMINAR
- 募集終了
このイベントは終了しました
近年、映画『ブエナビスタ・ソシアル・クラブ』がヒットし、作家村上龍氏などにより毎年のようにポピュラー音楽のバンドが招聘されるなど、キューバ音楽はダンスファンの増加もあって日本でも大変身近なものとなっている。しかしかつて日本で“マンボ・ブーム”があったように、キューバ製の音楽は59年の革命以前から世界で様々な流行を作り出してきた。本講座では、キューバの商業音楽が成立する1920年代からの音楽表現の歴史的経緯を辿りながら、革命後、さらにはソビエト崩壊後の「平和時の非常期間」以降の変化にも焦点を当て、音楽表現が社会に対していかなる立場を取ったのか、また取っているのか、について考えてみたい。
案内人 | 太田昌国(民族問題研究家) |
---|---|
ゲスト | 岩村健二郎(早稲田大学法学部講師・歴史学) |
日時 | 2008年10月3日(金) 19:00-21:00 |
会場 | ヒルサイドカフェ |
会費 | 1,000円(ドリンク付) |
主催 | キューバネットワーク/現代企画室 |
共催 | クラブヒルサイド |
お問い合せ | cuba_net@cyber.ocn.ne.jp TEL&FAX:03-3396-7116 |
予約 | ヒルサイドインフォメーション TEL: 03-5489-3705 メール予約: 氏名、連絡先、参加人数を明記の上、「5/11 キューバ学校参加希望」の件名でE-MAIL送信してください。 |
登壇者・講演者
岩村健二郎
早稲田大学法学部講師(歴史学)。キューバの歴史学、思想史が専門。Grupo Chevere、Salsa Swingozaなどのグループで歌を担当。近業に共著『キューバを知るための52章』(明石書店)、「“キューバ文化”はいかに模索されたか」(『世界地理講座 第14巻 ラテンアメリカ』朝倉書店)、Salsa Swingoza『Aqui se puede』(EWCD-0136)、Grupo Chevere『CheveRenacer』(DML-071021)など。
太田昌国
1943年釧路市生まれ。東京外語大でロシア文学・ロシア革命史を学んだ後、数年間にわたるラテンアメリカ地域放浪の旅を経て第三世界研究に従事する一方、現代企画室の編集者として人文書の企画・編集に関わる。著書『ゲバラを脱神話化する』『〈異世界・同時代乱反射〉『「国家と戦争」異説』『暴力批判論』『「拉致」異論』など多数。
関連シリーズ
キューバ学校 第1期
2008年末から09年初頭にかけて、キューバは革命50周年を迎えます。
カストロやゲバラなど、現代世界を語るうえで欠かせない人物も生み出したキューバ革命とは、
何だったのでしょうか。ビデオ上映、詩の朗読、絵画作品の展示、DJの案内によるキューバ音楽鑑賞など、
多面的なプログラムをお届けします。