読書会「人は本を読んで旅に出る」 第7回
「『地図集』とともにめぐる幻の香港」 ゲスト:中島京子(作家)
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本は人を旅へと誘う。旅は人を本へと向かわせる。人は本を読んで空間を旅し、時間を旅する――。本を導き手に世界各所を旅する読書会は二年目に入ります。第7回のテーマは、「香港」。ゲストに小説家・中島京子さんをお招きし、董啓章(トン・カイチョン)の『地図集』を手に、<幻の香港>を旅します。
日時 | 2016年6月3日(金) 19:00-21:00 |
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会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F/東急東横線代官山駅より徒歩3分) |
定員 | 30名(要予約) |
会費 | 一般3,500円 クラブヒルサイド会員/学生2,500円(事前振込) ※スープ付 |
読書会テキスト | 『地図集』董啓章著、藤井省三・中島京子訳(河出書房新社) |
共催 | スティルウォーター |
協力 | 代官山 蔦屋書店 |
ゲスト
中島京子
1964年東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒。出版社勤務後、フリーライターを経て、2003年、田山花袋の小説『蒲団』を下敷きにした長編『FUTON』でデビュー。以後、『イトウの恋』(講談社文庫)をはじめ話題作を次々と発表する。2009年、アイオワ大学の国際創作プログラムに参加。2010年『小さいおうち』(文藝春秋)で直木賞、2014年『妻が椎茸だったころ』(講談社)で第42回泉鏡花文学賞、2015年『かたづの!』(集英社)で柴田錬三郎賞、『長いお別れ』(文藝春秋)で中央公論文芸賞受賞。アジアに造詣が深く、北京、台湾、上海を舞台にした作品に『のろのろ歩け』(文藝春秋)がある。
イベント概要
本は人を旅へと誘う。旅は人を本へと向かわせる。人は本を読んで空間を旅し、時間を旅する――。本を導き手に世界各所を旅する読書会は二年目に入ります。第7回のテーマは、「香港」。ゲストに小説家・中島京子さんをお招きし、董啓章(トン・カイチョン)の『地図集』を手に、<幻の香港>を旅します。
「中国語で書くカルヴィーノ、あるいはボルヘス?なにより私を驚かしたのは、この奇想が漢字から生まれていることだった。」初めて董の作品に出合った時の衝撃を、中島さんはこう語ります。「読みたい!誰か翻訳して!」そして、中島さんは自ら翻訳することになるのです。
イギリスによる150年以上の植民地統治から中国返還を経て、やがて20年。中島さんを語り部に、現代香港を代表する作家が織り上げる「もうひとつの香港」の虚実ないまぜの時空を共にめぐりたいと思います。
「中国語で書くカルヴィーノ、あるいはボルヘス?なにより私を驚かしたのは、この奇想が漢字から生まれていることだった。」初めて董の作品に出合った時の衝撃を、中島さんはこう語ります。「読みたい!誰か翻訳して!」そして、中島さんは自ら翻訳することになるのです。
イギリスによる150年以上の植民地統治から中国返還を経て、やがて20年。中島さんを語り部に、現代香港を代表する作家が織り上げる「もうひとつの香港」の虚実ないまぜの時空を共にめぐりたいと思います。
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