遠山正道の“おいしい教室” ~お弁当から食文化が見える 第3回 「HOUSE」
- SEMINAR
- 募集終了
このイベントは終了しました
今度は、「お弁当」を切り口に、食に縁のある多彩なゲストを迎えて、
「おいしいって何?」を考えるスクールを開講します。
普段何気なく食べたり目にする「お弁当」を改めて見直してみると、
「お弁当」の向こうに今まで気付かなかった
実に多くの情景に気づくことができるはずです。
第3回のテーマは「HOUSE」。
ゲストにminä perhonenデザイナーの皆川明さんをお迎えします。
ゲスト | 皆川明 (minä perhonenデザイナー) |
---|---|
日時 | 2012年8月18日(土) 10:30- |
会場 | ヒルサイドテラス アネックスA(東京都渋谷区猿楽町29-21) |
定員 | 個別講習:10名 |
受講料 | 7,000円 |
時間 | セミナー2時間・懇親会1時間 |
主催 | クラブヒルサイド、スマイルズ |
協賛 | Soup Stock Tokyo |
プロフィール
皆川明
1967年生まれ。1995年にファッションブランド「minä(2003年よりminä perhonen)を設立。オリジナルデザインの生地による服作りを進め、国内外の生産地と連携して素材や技術の開発に注力、テキスタイルメーカーにもデザインを提供する。近年は生活雑貨や、青森県立美術館、東京スカイツリー®のユニフォームも手がける。2009年にはオランダにてデザイン展、2010年東京・青山のスパイラルガーデンにてミナペルホネン展覧会「進行中」が開催された。
遠山正道
1962年東京都出身。株式会社スマイルズ代表取締役社長。慶應義塾大学卒業後、1985年三菱商事(株)に入社。1997年に日本ケンタッキー・フライド・チキン(株)に出向後、スープ専門店「Soup Stock Tokyo」第1号店を開店。2000年に三菱 商事初となる社内ベンチャー企業(株)スマイルズを設立し、代表取締役社長になる。2008年MBOにより株式を100%取得。現在51店舗を運営。2006年より、ネクタイ専門店「giraffe(ジラフ)」をヒルサイドテラス内に出店。2009年、リサイクルの新しいかたちを提案するショップ「PASS THE BATON(パス ザ バトン)」を開始、代表取締役社長をつとめ、現在、表参道、丸の内に店舗を持つ。コンランショップのパッケージデザインやイデーの家具デザインなどを手がけ、ニューヨーク、赤坂、青山で個展を開催するなどアーティストとしても活躍。美術館を身近に感じてもらう新たな試みである「オープン ミュージアム プロジェクト」のメンバーとしても活動している。
関連シリーズ
遠山正道の“おいしい教室”
~お弁当から食文化が見える
食べるスープの専門店の「スープストックトーキョー」を主宰する遠山正道が、
今度は、「お弁当」を切り口に、食に縁のある多彩なゲストを迎えて、
「おいしいって何?」を考えるスクールを開講します。
- 第1回 2012年6月16日(土) 10:30-「色と白」 ゲスト:野村友里(フードディレクター)終了しました
- 第2回 2012年7月28日(土) 10:30-「美しい弁当」 ゲスト:キギ (植原亮輔・渡邉良重)終了しました
- 第3回 2012年8月18日(土) 10:30-「HOUSE」 ゲスト:皆川明 (minä perhonenデザイナー)終了しました
- 第4回 2012年9月8日(土) 10:30-「フランス人に食べさせたい弁当」 ゲスト:松嶋啓介 (シェフ)終了しました
- 第5回 2012年10月6日(土) 15:00-「サプライズ!」 ゲスト:小山薫堂 (放送作家・脚本家)終了しました
- 第6回 2012年11月17日(土) 10:30-「旬の味」 ゲスト:辻義一 (料理人)終了しました
- 第7回 2012年12月15日(土) 10:30-「陰と陽」 ゲスト:佐藤卓 (グラフィックデザイナー)終了しました
遠山正道の“おいしい教室” ~お弁当から食文化が見える 第3回 レポート
ゲストは多くの人を惹きつける“ミナペルホネン”の皆川明さん。洋服だけではなく、ファブリックや食器のデザインも手がけ、コレクションでは自ら背景を描き、口笛で演奏されることもあるとか。
日頃からまかないを作り、魚市場で働いていた経験もあるという皆川さんは「料理は即興性がおもしろい、組み合わせがパズルのよう。」と言います。
そんな皆川さんが選ばれたテーマは「HOUSE」。お弁当箱が家、間取りのようなお弁当をイメージされたとのこと。
遠山さんは正にお弁当で家を表現。最初に今回のお弁当=家のコンセプトが紹介されます。お弁当箱にコンクリートに見立てたゼリーを流し込み基礎となる土地を造成、その場で家となる太巻きを切り分け、屋根部分をのせて上棟式を行うというお弁当発表は、ライブパフォーマンスのようで、とても楽しいものでした。
「家の中にいる人たちの要素が強くなってしまいました。」と皆川さんが取り出したお弁当箱は、なんと漆塗りのマトリョーシカ!大きなものにご飯、小さなものにはそれぞれオカズが入っています。会場からは「かわいい!」の大合唱。一気に皆川さんの世界に引き込まれます。中身のおかずは普段から作りなれているお弁当らしいものというところにも皆川さんらしい魅力を感じました。
受講生の皆さんも苦戦したというテーマの「HOUSE」。海の家を連想したもの、家を生きものに見立てたもの、実際の間取りを表現したもの。皆川さんから、北欧をイメージしたものや、“ミナペルホネン”の世界観に通ずる可愛らしいものも多くありました。また、家庭や家族をイメージし、おかあさんのお弁当を再現したものなどもあり、暖かい雰囲気の講評となりました。
毎回違った楽しさの「おいしい教室」。第4回はゲストにシェフの松嶋啓介さんお迎えして「フランス人に食べさせたい弁当」です。