読書会「少女は本を読んで大人になる」 エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』 ゲスト:中村桂子(生命誌研究者)
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新しい経験への扉を開く、かつて読んだ本、読みそこなってしまった本、いつかは読みたい本を、魅力的な女性ゲストと共に読む読書会。今回は、生命誌研究者・中村桂子さんをお迎えし、『キュリー夫人伝』を取り上げます。
出演 | 中村桂子(生命誌研究者) |
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日時 | 2013年7月1日(月) 19:00-21:00 |
会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F) |
定員 | 30名 |
会費 | 一般3,500円 クラブヒルサイド会員/学生2,500円(事前振込)※ミニサンドウィッチ、紅茶付 |
共催 | スティルウォーター |
プロフィール
中村桂子
1936年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒業、同大学院生物化学博士課程修了。JT生命誌研究館長。 国立予防衛生研究所、三菱化成(現三菱化学)生命科学研究所、早稲田大学人間科学部教授などを経て、1993年に自ら提唱する「生命誌」の理念を実現する「JT生命誌研究館」を設立。 生命の普遍性と多様性を綜合的に捉え、関係と時間の中で解明しようとしている。1996年には大阪大学連携大学院教授に就任、2002年にはJT生命誌研究館館長に就任し現在に至る。 著書に、『あなたのなかのDNA』『科学技術時代の子供たち』『生きものの感覚で生きる』『自己創出する生命』『「子ども力」を信じて、伸ばす』など。1992年より毎日新聞「今週の本棚」にて書評を担当。
イベント概要
子どもであった私たちの多くが、学校の図書室で、あるいは親から与えられた偉人伝の一冊のなかで、キュリー夫人に出会っています。植民下のポーランドに生まれ、様々な困難と辛苦を乗り越え、女性として初の、そして二度のノーベル賞を受賞したマリー・キュリー。彼女はまた、人間としても、女性としても実にドラマティックな人生を送った人でした。こども版の偉人伝では見えなかった彼女の生き方に、大人になった私たちはあらためて出合い直したいと思います。キュリー夫妻による「放射能の発見」が生み出した原子力が、3.11後の世界を大きく変えつつある今、生命に基づいて科学をとらえなおす「生命誌」を提唱し、現代文明を深く考える貴重なお仕事をしてこられた中村桂子さんを導き手に『キュリー夫人伝』を繙きます。
男性も歓迎です。
取り上げる本:エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』(河野万里子訳、白水社)
男性も歓迎です。
取り上げる本:エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』(河野万里子訳、白水社)
関連シリーズ
読書会「少女は本を読んで大人になる」2013年‐2014年
人は本を読んで未知の世界を知る。自我の芽生え、愛するということ、女が仕事をもつこと、社会の不条理….。新しい経験への扉を開く、かつて読んだ本、読みそこなってしまった本、いつかは読みたい本。少女が大人になる過程で読んでほしい世界・日本の古典的名作を、多彩なゲストと共に読んでいきます。男性も歓迎です。
- 第1回 2013年5月29日(水)アンネ・フランク『アンネの日記』 終了しました
- 第2回 2013年7月1日(月) エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』終了しました
- 第3回 2013年9月13日(金)石牟礼道子『苦海浄土 わが水俣病』 終了しました
- 第4回 2013年10月18日(金) 林芙美子『放浪記』終了しました
- 第5回 2013年11月8日(金)フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』終了しました
- 第6回 2013年12月6日(金)高村光太郎『智恵子抄』終了しました
- 第7回 2014年2月28日(金) 伊丹十三『女たちよ!』終了しました
- 第8回 2014年3月21日(金) 尾崎翠『第七官界彷徨』終了しました
- 第9回 2014年4月30日(水)エミリー・ブロンテ『嵐が丘』終了しました
- 第10回 2014年5月28日(水) ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』終了しました
イベントレポート
読書会「少女は本を読んで大人になる」、今回は生命誌研究者の中村桂子さんをゲストにお招きし、エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』を取り上げました。キュリー夫人の生涯を辿りながら、3.11後の科学のありかたを、同じ女性科学者ならではの視点で語ってくださいました。
今回のサンドウィッチは、きゅうりとハムのサンドウィッチ。そう、駄洒落です。