読書会「少女は本を読んで大人になる」 フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』
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1954年、若干18歳でフランス文学界に彗星のごとく登場したフランソワーズ・サガン。処女小説『悲しみよ こんにちは』は、17歳の少女セシルが海辺の別荘地で過ごすひと夏の経験を描き、世界中にセンセーションを巻き起こしました。プレイボーイの父、その恋人、そこに現れる亡き母の親友、そして自らの恋人との間で奏でられる愛の五重奏は、「父と娘の物語」でもありました。今もなおその鮮烈さが胸を打つ「少女小説の聖典」を、名インタビュアーとして活躍する一方、作家の父をもち、自らも作家として、現代に生きる女性たちの姿を生き生きと描く阿川佐和子さんをゲストにお迎えし、共に読んでいきたいと思います。
取り上げる本:フランソワーズ・サガン『悲しみよ こんにちは』(河野万里子訳、新潮文庫他)
取り上げる本:フランソワーズ・サガン『悲しみよ こんにちは』(河野万里子訳、新潮文庫他)
出演 | 阿川佐和子(作家・エッセイスト) |
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日時 | 2013年11月8日(金) |
会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F) |
定員 | 30名 |
会費 | 一般3,500円 クラブヒルサイド会員/学生2,500円(事前振込)※ミニサンドウィッチ、紅茶付 |
共催 | スティルウォーター |
プロフィール
阿川佐和子
東京出身。慶應大学文学部卒業。TBS「情報デスクToday」「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」でキャスターを務める。以後、執筆を中心にインタビュー、テレビ、ラジオ等幅広く活動。1999年『ああ言えばこう食う』(檀ふみとの共著)で第十五回講談社エッセイ賞、2000年『ウメ子』で第十五回坪田譲治文学賞、2008年『婚約のあとで』で第十五回島清恋愛文学賞を受賞。テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」、TBS「サワコの朝」にレギュラー出演中。近著に『正義のセ』全3巻(角川書店)。
関連シリーズ
読書会「少女は本を読んで大人になる」2013年‐2014年
人は本を読んで未知の世界を知る。自我の芽生え、愛するということ、女が仕事をもつこと、社会の不条理….。新しい経験への扉を開く、かつて読んだ本、読みそこなってしまった本、いつかは読みたい本。少女が大人になる過程で読んでほしい世界・日本の古典的名作を、多彩なゲストと共に読んでいきます。男性も歓迎です。
- 第1回 2013年5月29日(水)アンネ・フランク『アンネの日記』 終了しました
- 第2回 2013年7月1日(月) エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』終了しました
- 第3回 2013年9月13日(金)石牟礼道子『苦海浄土 わが水俣病』 終了しました
- 第4回 2013年10月18日(金) 林芙美子『放浪記』終了しました
- 第5回 2013年11月8日(金)フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』終了しました
- 第6回 2013年12月6日(金)高村光太郎『智恵子抄』終了しました
- 第7回 2014年2月28日(金) 伊丹十三『女たちよ!』終了しました
- 第8回 2014年3月21日(金) 尾崎翠『第七官界彷徨』終了しました
- 第9回 2014年4月30日(水)エミリー・ブロンテ『嵐が丘』終了しました
- 第10回 2014年5月28日(水) ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』終了しました
イベントレポート
読書会「少女は本を読んで大人になる」。今回フランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』を取り上げました。ゲストは作家、エッセイストの阿川佐和子さん。高校生の頃読んだ『悲しみよこんにちは』の思い出や、お父様である作家の阿川弘之氏との親子のお話など、幅広く語ってくださいました。
今回のサンドウィッチは、フランスで良く食べられるポークのリエットとキャロットのラペ、イタリアンパセリ。