読書会「少女は本を読んで大人になる」 高村光太郎『智恵子抄』
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『智恵子抄』は、彫刻家・詩人である高村光太郎が、妻・智恵子との出会いからその死の時まで、30 年にわたって書いた詩や短歌をおさめた一冊です。光太郎にとって最愛かつ創作のミューズであった智恵子は、自身もまた芸術家であり、平塚らいてうらとも親交を深める「新しい女」でした。しかし、創作と家庭生活の間での葛藤、実家の破綻も原因し、やがて精神を病み、52 歳で亡くなります。
今回は、高村光太郎を名付け親にもち、美しい絵本の数々を世に送り出してこられた編集者・末盛千枝子さんをゲストにお迎えします。果たして「夫婦」として生きるとはどのようなことなのか――。光太郎と智恵子の有り様を通して、末盛さんと共に考えてみたいと思います。
今回は、高村光太郎を名付け親にもち、美しい絵本の数々を世に送り出してこられた編集者・末盛千枝子さんをゲストにお迎えします。果たして「夫婦」として生きるとはどのようなことなのか――。光太郎と智恵子の有り様を通して、末盛さんと共に考えてみたいと思います。
出演 | 末盛千枝子(編集者) |
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日時 | 2013年12月6日(金) 19:00-21:00 |
会場 | クラブヒルサイドサロン(ヒルサイドテラスアネックスB棟2F) |
定員 | 30名 |
会費 | 一般3,500円 クラブヒルサイド会員/学生2,500円(事前振込)※ミニサンドウィッチ、紅茶付 |
共催 | スティルウォーター |
プロフィール
末盛千枝子
1941年、彫刻家・舟越保武の長女として東京に生まれる。絵本の編集者を経て、1988年すえもりブックスを設立。以後、タシャ・チューダー、ゴフスタインの絵本、皇后美智子さまの講演録などを出版。2008年より、代官山・ヒルサイドテラスにて、クラブヒルサイドのセミナーシリーズを開始、2010年『人生に大切なことはすべて絵本から教わった』を刊行後、岩手県八幡平市に移住し、株式会社すえもりブックスを閉鎖。2011年3月「3.11絵本プロジェクトいわて」を立ち上げる。2012年より、現代企画室よりシリーズ「末盛千枝子ブックス」がスタートする。
イベント概要
取り上げる本:高村光太郎『智恵子抄』(新潮文庫他)
関連シリーズ
読書会「少女は本を読んで大人になる」2013年‐2014年
人は本を読んで未知の世界を知る。自我の芽生え、愛するということ、女が仕事をもつこと、社会の不条理….。新しい経験への扉を開く、かつて読んだ本、読みそこなってしまった本、いつかは読みたい本。少女が大人になる過程で読んでほしい世界・日本の古典的名作を、多彩なゲストと共に読んでいきます。男性も歓迎です。
- 第1回 2013年5月29日(水)アンネ・フランク『アンネの日記』 終了しました
- 第2回 2013年7月1日(月) エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』終了しました
- 第3回 2013年9月13日(金)石牟礼道子『苦海浄土 わが水俣病』 終了しました
- 第4回 2013年10月18日(金) 林芙美子『放浪記』終了しました
- 第5回 2013年11月8日(金)フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』終了しました
- 第6回 2013年12月6日(金)高村光太郎『智恵子抄』終了しました
- 第7回 2014年2月28日(金) 伊丹十三『女たちよ!』終了しました
- 第8回 2014年3月21日(金) 尾崎翠『第七官界彷徨』終了しました
- 第9回 2014年4月30日(水)エミリー・ブロンテ『嵐が丘』終了しました
- 第10回 2014年5月28日(水) ルーシー・モード・モンゴメリ『赤毛のアン』終了しました
イベントレポート
読書会「少女は本を読んで大人になる」。今回はゲストに編集者の末盛千枝子さんをお迎えし、高村光太郎『智恵子抄』を取り上げました。高村光太郎を名付け親に持つ末盛さん。個人的な光太郎の思い出も交え、光太郎と智恵子の生涯を振り返りながら、ご両親や自分自身も含むさまざまな「夫婦」のあり方をめぐって、幅広くお話しくださいました。
今回は、智恵子抄のレモン哀歌にちなんで、レモンとたまごのサンドウィッチ。